あみ物と本でおうち時間

編み物と本が好きな私の日常をお話しします。

ユマニチュード


仕事柄、認知症の方と接する機会が多い私です

。はじめは何度も同じ話をされたり、ごはんを

食べてくれなかったり、夕方になると帰ると言

い出し落ち着かなくなってしまったり、オムツ

交換をさせてくれなかったりと…いろいろあり

ました。

 
「どうしたら穏やかに過ごしてくれるの…?」

「一生懸命、介護してるのに伝わらない…。」

 

と思いながら日々、必死で仕事をしていまし

た。そんな時「ユマニチュード入門」という

本を見つけました。

 

この本は「あなたのことを大切に思ってます

よ。と、その優しい思いが認知症の人にも

伝わるように「見る」「話す」「触れる」

「立つ」行為を柱とした4つの技術を実践す

ることで良い関係を築くというのです。

私はユマニチュードという技術を意識的に取

り入れるようにしました。すると不思議と私

に対する抵抗は減り認知症の方とコミュニケ

ーションがとりやすくなりました。

 

すべての人に有効ではありませんが効果は確

実にあります。

 

介護業界では有名な技術ですが実践してる介

護職員は少なく感じます。悲しいことに…。

 

 その後「家族のためのユマニチュード」とい

う本も出版されました。

f:id:korobuchi:20210115210122j:plain

はじめの「ユマニチュード入門」は看護、介

護職向けですがこれは題名の通り認知症のご

家族を介護している人に向けた内容となって

ます。すてきなイラストでわかりやすく解説

してます。

 

そして最近読んだのが一昨年前に出版された

「絆を築くケア技法ユマニチュード」です。

f:id:korobuchi:20210115210211j:plain

これはユマニチュードの技術や哲学はもちろ

ん書かれてますがユマニチュード発祥地、フ

ランスの施設での取り組みや日本での活動の

歴史が詳しく書かれています。更に深堀した

い人に向けた内容です。最近、見つけてしま

いついつい買ってしまいました。

 

改めて読むと忘れていたところもあり再確認

することができました。

新たな気持ちで実践しようかと思ってます。

 

私は職業病みたいなところもあり3冊購入し

てますが基本的な軸となる技術や哲学は同じ

なので、認知症介護の指南書としてならどれ

か1冊で十分。わかりやすさ見やすさでは

「家族のためのユマニチュード」です。

 

認知症介護で疲れている人、自信をなくして

いる人におすすめです。

 

 

ポチっとされると嬉しいニャー。

にほんブログ村 本ブログ おすすめ本へ
にほんブログ村