先日、近所の蔦屋で本を物色してたら村上春樹
のところで足がとまってしまいました。
「ノルウェイの森…。」
20代の頃に買って読んだけど、この世界観が
私には響かなくて古本屋に売ってしまいました
その後、映画化もされたので「映画なら響くか
な…。」と思い観てみました。
でも映画だからといって変わりなくといった感
じでした。
それからいろんな作品を出してる。
読んだことはないけど有名なので題名だけは知
っている…。
「また読んでみようかな…。」
あれから数十年たち、あの頃とは良い意味でも
悪い意味でも違う私。
「今、読んだらどう感じるかな…。」
と思い、どれにしようかと迷っていたら分厚い
ものが1冊ありました。
本棚からとってみると表紙は動物と村上さんら
しき人がピクニックをしてる素朴なイラスト。
私を引き付ける可愛いイラスト…。
なんとエッセイだし。
この本は世界中から集まった473通の質問に
親切、丁寧に時にはそっけなく村上さんが答え
ている本です。
「小説を買うのは、これ読んでから決めよう」
と思い買ってみました。
下は10歳、上は84歳と質問者の年齢は広く
社会問題、仕事、人間関係、恋愛、小説の書き
方と自己啓発的な深いところもあれば
「授業中にトイレに行きたくなったら?」とか
「子猫が生まれたから、あげると言われもらっ
た猫が親猫だった。」
とクスクスと笑える話もたくさんです。
村上さんの回答もユーモアがあり楽しめる内容
でした。
回答を通じ作者の生き方や感じ方にふれ共感し
たり大人として憧れるところもあります。
小説はノルウェイの森以外の作品が読みたくな
りました。